【福島】350年前の町並みがすごい!大内宿でねぎそば|三澤屋
おすすめのねぎそばのお店と梅雨時期前の大内宿を紹介します。
お蕎麦の上にねぎがまるまる一本!!
インパクトのあるルックスが印象的!これは大内宿の通称「ねぎ蕎麦」です。正確に言うと「高遠そば」と言います。いかつい見た目とは裏腹に味はなかなか美味しいです。江戸時代から続く宿場町を散歩した後は忘れずに食べてほしい一品です。
大内宿
江戸時代から続く宿場町です。
宿場町と言うと何を思い浮かべる?
車が無かった時代の旅とはどういうものだったのでしょうか。何日もかかる険しい道のりを徒歩であるき続けてやっと辿り着く場所。砂漠の中のオアシスみたいな存在だったはず。そんなことを考えながらふらふらと歩いてみると楽しいです。
場所とおすすめの行き方
福島県の南会津。東北道の白河ICから車で一時間ほどの山奥にあります。車で来る際は、栃木の那須から南会津を経由して行くのがおすすめです。一般道を走る時間は長くなるが、渓流沿いの快走な道路を走るのでドライブにも最適です。※スキーシーズンなどは、交通量が多いので注意。
地図上にプロットしたのは、後で紹介するねぎ蕎麦のお店「三澤屋」車は大内宿入り口の道路を挟んだ向かいにある有料駐車場(500円)にとめて徒歩で回ることになります。他に何もないところなので行けばわかります。
全長約450mの道路の両側に藁でできた寄棟造(よせむねづくり)の古民家が立ち並びます。道路は舗装されていなので、晴れた日は砂を巻き上げてしまうそう。それを防ぐために、民家の主たちはせっせと水撒きを行います。この光景が何百年も前から繰り返されていたかどうかは分からないが、繰り返されてたことにしてノスタルジックな雰囲気に浸りましょう。
古民家の道路側はお土産屋と、蕎麦屋になっています。気になった店に立ち寄りながら店員と会話するのも楽しいし、だんごやアイスなどが買い食いが出来ます。これからねぎ蕎麦を食べるので遠慮しておきましたが、心惹かれました。
夕方になると、太陽光を避けるために簾が降りる。閉店したわけではありません。何が売っているんだろう、などと考えながら簾を越えてみる。
道路の両脇の溝には綺麗な水が流れています。水の音と、植物に癒やされます。都会の側溝とはわけが違います。そして、梅雨前の時期は涼しくて気持ちが良い。
自然のパワーで冷やされたラムネ。都会の側溝ならこんな事は出来ないし、出来ても多分誰も買わないでしょう。大内宿のきれいな水なら飲みたくなります。ちなみにめっちゃ冷たいです。
きれいに整備されたあじさいの木と花壇。どこもきれいに整備されていて心地よい。
こんな感じで散歩を大満喫したあとは、蕎麦を食べるしかありません。
ねぎそば|三澤屋
歩いた後はここ三澤屋。一番の有名店といっても過言ではありません。迷ったらとりあえずここに行っておけば良いでしょう。
情緒あふれる古民家に、かわいいひらがなで「みさわや」の文字が書いてあるのれんが目印です。
休日の週末のお昼時はかなり混雑します。まず番号札を受け取って時間を潰しましょう。3時ごろに入店すると待ちなしで入店出来ました。
店内
店内は座敷で靴を脱いで入ります。テーブルは囲炉裏風。おしゃれな古民家でおちつきます。思わず寝転びたくなりますね。
ねぎそばを食べよう
◆高遠そば(1,080円)
通称ねぎそば。蕎麦がそのまま一本乗っかています。このネギは薬味で、お好みでかじりながら食べる。おつゆは大根おろしと鰹節が特徴の味付け。大根の苦味とネギの辛さが病みつきになります。ネギが苦手な人は少しづつかじるのがオススメ。
◆水そば(1,296円)
よく聞く水そば(ざるそばの)とは少し違います。スープに味がついておらず、2種類の薬味を使ったおつゆでつけ麺風に食べます。高遠そば同様ネギは薬味のねぎがついています。一つ目のおつゆは、はおろしと鰹節で高遠そばと同じ味。もう一方はくるみと焼味噌。2種類の味が楽しめてとてもお得感があります。
このように、ネギをお箸代わりにして食べます。絡んだ蕎麦をほぐしながら上手に適量を取り出すには、少々テクニックが必要です。
サイドメニュー
◆こづゆ(324円)
会津地方の伝統料理です。干し貝柱、その他きくらげや根っこ系の野菜を煮込んだ料理。基本的には優しい味付け。薄すぎるくらいの味付だが、ダシはしっかりしている。いわゆる風味を楽しむ系の料理だろう。
◆烏骨鶏ぶっかけご飯(540円)
美味しいお米に、濃厚でおいしい卵の組み合わせ。聞いただけで美味しい組み合わせだが、実際に美味しいです。個人的には、鰹節入りのTKGは大好きです。
山の上から見渡す景色
お腹を満たした後は、丘の上まで登る。入り口から向かって一番奥にあります。
細い階段を登ると、、
大内宿が一望出来ます。
まとめ
- 大内宿は散歩も食べ歩きも出来る。
- 梅雨前の大内宿は涼しくて良い感じ。
- 宿場町の散歩を楽しんだあとは三澤屋へ。
- 混雑を避けるには3時位に行こう。ただし、5時前にはほとんどのお店は閉まるので注意。
- 2種類の味が楽しめる「水そば」と「こづゆ」を注文しよう
- 食べ終わったら、丘の上から全景を楽しもう。