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【渓流】初めての渓流釣り情報|自然が好きなら間違いなくおすすめ

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人生で初めての渓流釣に行ってきました。

感想は・・・

たとえあなたが釣りに興味がなくても、
アウトドアや自然が好きなら、
ぜひ一度は行って欲しい。

 そう思ってしまいました。

渓流とは

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渓流とは川の上流の方で、周りは木に覆われているところ。そこそこ流れのスピードがあって、岩がゴツゴツしている。そして水が綺麗。私の大好きなマイナスイオンで溢れています。深さは膝下くらいのところから、足がつかないくらいの深さのところまで

とにかく癒やされます

先日渓行った奥入瀬渓流も名前の通り渓流です。釣り用の川ではありませんが。

渓流釣りとは

今回、渓流釣りの大先輩から学んだこと。そして行って解決した疑問点などをまとめました。

渓流釣りのスタイル

  • 他の釣のイメージとは全く違う
  • まるでアドベンチャー
  • そこにいるだけで楽しい

釣りのイメージは、腰を据えて根気よく魚が釣れるのを待つイメージをお持ちの方も多いと思います。しかし、渓流釣りでは基本一箇所に留まることはありません。魚を求めて下流から上流に常に移動するのです。腰ほどまで浸かる川の中を流れに負けず逆流し、上級者になると滝を登ったりもします。まるでキャニオニング(シャワークライミング)の用な雰囲気さえあります。

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釣の種類

初心者なので一番簡単なエサ釣りに挑戦しました。

渓流釣りは他に幾つか種類があるので簡単に説明します。

エサ釣り 餌を針について魚を釣る方法。昔ながらのやりかたで今でも人気がある。
毛鉤釣 昆虫に似せた疑似餌を使って魚をおびき寄せる。日本式のテンカラ釣りと外国から入ってきたフライフィッシングがある。
ルアー 魚に模した疑似餌を使う

釣れる場所

渓流釣りが許可された川ならどこでもOKです。

今回は栃木県足尾町に行ってきました。東京から車で約2時間くらいでしょうか。

地図上の場所はかなりアバウトですが、魚の居る川ならどこでもOKです。

いつでも釣れるの?

乱獲を防ぐために解禁日が設定されています。2017年の場合は3/21~9/19

他に養殖の成魚を放ってくれる日があり、成魚放流日と言います。成魚放流日直後なら、魚の数が天然魚+養殖魚に増えるので釣れる確率が高くなります。特に初心者の方におすすめです。バケツに魚を入れて川に放ってくれます。

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2017年度の成魚放流日 ※足尾町漁協組合の場合

3/21(火) 300kg
4/9(日) 300kg
5/14(日) 300kg
6/11(日) 300kg
7/2(日) 200kg
8/6(日) 200kg
9/3(日) 200kg

上級者は天然魚を狙いに行く方が多いようですが、初心者は必ず成魚放流日直後を狙おう。初めて行った釣で一匹も釣れないと悲しくなります。

勝手に魚を釣っていいの?

無断で釣ってはいけません。遊漁承認証を買いましょう。

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コンビニ(セーブオン)で買うのがおすすめです。場所は地図上にプロットしておきました。料金は1,500円。この付近にはコンビニはここしか無いので買い出しのついでに行きましょう。

ちなみに、無断で釣ってバレると罰せられることもあります。しかし、殆どの場合はその場で少し割増(2,000円程度)で券を買わされるだけです。

養殖した魚を川に放ってくれる手間などもあるので、ちゃんとお支払しましょう。

釣れる時間は?

  1. 早朝~日が登るまで
  2. 夕方~暗くなるまで

殆どの方は早朝からスタートします。漁場の川の路側に車を泊めて車中泊をする人もいたり、移動してくる人もいます。今回、我々はテントを張ってキャンプしました。そして朝薄暗いくらいの時間に起きて準備を始めます。

場所取りは必要?

必要です。各グループ、10m以内(竿が当たらないくらい距離)に近づかないのがマナーです。場所は早いもの勝ちです。とはいっても、そこまで厳密なものではなく、朝一番に釣りたい場所に椅子を置いておけばOKです。

エサ釣に必要な道具は?

道具が無いと始まりません。しかし全ていいもので揃えるとかなりの値段がします。今回は釣の大先輩に全てお借りしました。道具の使いかたや、釣りノウハウなどいろいろ教えて頂きました。もし、まわりに渓流釣りをしている人がいたら着いていってもいいかもしれません。

初めて行く時に必ず必要なものとあったほうがいいものをまとめました。

絶対に最低限必要なのは竿と仕掛けです。ベテランや釣具屋さんに聞くと、そこそこのものを進められますが、始めは安物でいいでしょう。あと、ウェーダー(通称漁民スーツ、腰くらいの深さまで防水出来る)があると川にジャブジャブ入っていけるので楽しさ倍増です。その他は便利グッズです。

道具についての詳細は別途紹介したいと思います。

道具 値段 備考・重要度
竿 5000円~ 絶対必要
仕掛け 500円~ 絶対必要
(切れたときのために複数用意)

(イクラなど)
100円~ 絶対必要
(川で虫を捕まえて代用することも可能)
ウェーダー
(防水つなぎ)
6000円~ 川に入って釣りたいなら必要。
あったほうが楽しいと思います。
あみ 1000円~ 岩の裏にいる虫を取るときや、連れた魚をすくうのに使ったり、利用価値はある
エサ箱 1000円~ あると便利
魚箱 2000円~ あると便利
手袋 100円~ 専用のものでなくてもOK。針に引っかかるので毛羽立ちにくい素材がおすすめ。
親指人差し指は切り取る
服装 *** 基本山に行く格好をしていけばOK。
あればレインウェアなども
その他 *** ポーチや、ラジオペンチなど

実際に釣ってみた

 餌

いくらと虫を使いました。虫はその場で調達可能です。大きめの石をひっくり返すといます。季節によって居る虫や捕まえ方が違うので調べてから行きましょう。

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捕まえた虫のお尻から針をさす。

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虫はどこにでも居るし生命力も強く長持ち、且つ魚の食いつきも抜群です。見た目が気持ち悪い以外は完璧な存在です。とにかく虫はよく釣れた。

何が釣れた?

主にヤマメやニジマスが釣れます。時々イワナが居るようです。ニジマスよりヤマメが美味しく人気です。殆どの釣り人はヤマメ→あたり、ニジマス→ハズレ という認識を持っています。

◎ヤマメ

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×ニジマス

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当日は朝6時くらいからレクチャー受けながら練習をする。そして8時くらいに成魚が放流されて、そこから2~3時間で9匹/3人釣れました。釣をしている間は、結構動き回ります。川に入って釣ったり、対岸に渡ったり。水も冷たくてすごく楽しいです。座って釣り竿を持っているだけで楽しいです。

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釣った魚はどうするの?

釣った魚は腸を取り出しましょう。内蔵や特に血合いの部分は痛みやすいです。その場で食べる場合も、持ち帰る場合も基本その場で処理したほうが良いでしょう。

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あとは、炭火で焼くだけ。本来は焚き火を取り囲む様に串を地面に刺したかったのですが、川辺だとなかなかうまく行きません。代わりに小さなBBQコンロで網焼きにしました。魚に均一に中まで火を通すには遠火でじっくりが基本なのですが、網焼きだとうまく行きません。とにかくこまめにひっくり返しながら生の部分がなくなるように焼きましょう。味付けは塩だけで良いと思います。

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 動いてお腹が空いていたこともあり、川辺で食べる釣れたての魚は絶品でした。

まとめ

  • 初心者は成魚放流日直後を狙え
  • 時間は早朝から、できれば前泊がおすすめ
  • 餌用の虫情報を収集すること
  • ウェーダー、釣り竿、仕掛けを用意すること
  • 知り合いに渓流経験者がいれば、連れて行ってもらいましょう

※初めて遠具を揃えるなら安いものでOKです。違いが分かるようになったら高いのを選ぶと良いでしょう