【青森】恐山・下北半島の絶対に行くべき観光スポットまとめ 大間・仏ヶ浦
独自の文化と北海道に引けを取らないほどの絶景が広がる下北半島。行ってきたのでその中で絶対に行くべきスポットをまとめてみました。
下北半島とは
本州の最北端。青森県の右側(東側)の出っ張った半島です。絶景の「仏ヶ浦」、イタコで有名な「恐山」、美味しい大間の「マグロ」など、絶対行くべきスポットが点在しています。都市部からはかなり遠く行くには気合が必要です。本州の最果てという文字がふさわしい。気合を入れて行きましょう。
※みちのく有料道路を降りてから下道で(2時間)約100km。快走な道ですが一般道なので飛ばし過ぎには注意が必要です。
行くべき主な観光スポットを地図にプロットしました。
恐山 ~現実と死後の世界が混じり合う不思議な空間
カルデラ湖である宇曽利湖を取り囲むようにそびえる山を恐山といいます。
一説には日本三大霊山にも数えられるという。
菩提寺が有名。
営業時間 | 5月1日~10月中旬 6:00~18:00 10月中旬~10月31日 6:00~17:00 |
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料金 | 500円 |
何人かの友人に、「日本で一番良かった場所は?」ときくと、「恐山」という答えが帰ってきました。だから、いつかは行きたいと思っていた場所です。イタコで有名ですが、「イタコの口寄せ」夏の例大祭(7月20日~24日)もしくは秋詣り(10月上旬)の時期に行く必要があります。
恐山は死後の世界をモチーフとしています。死者が通るであろうプロセスを順にたどっていけます。死者に一番近い場所として、亡くなった方々の供養に来る人達もいます。きれいな景色とちょっと怖い話が融合した不思議な空間でした。
三途の川を渡る。
いわゆる地獄と言われている場所。
朽ち果てた子供の石像が怖いです。
東日本大震災を祀るモニュメント。自分の手とぴったりな手形を探して両手で念じました。
今回は5月1日の開山翌日に行ったのでイタコは無し。代わりと言うわけでは無いですが、お経を見学しました。午前6時半、午前11時、午後2時の1日3回開催しています。名前を読んでもらうには30分前に受け付けが必要。見学だけなら無料です。3人のお坊さんがお経を唱える姿は迫力があり一見の価値アリです。ただし30分くらい続き途中で抜けづらい空気なので時間には気をつけましょう。写真NGでした。
本堂へ続く廊下。
恐山から少し離れたところにある、恐山冷水。一口で10年、二口で20年寿命が伸び、三口飲むと長生きするという。三口で30年で無いところが罠だと思います。二口でストップして、20年の寿命延長を取りに行きましょう。笑
大間 ~本州最北端の地でマグロを食べる
本州最北端の地でモニュメントなどもありますが、私はマグロ目当てで行きました。
有名店はこちら。海峡荘です。マグロだけ丼2,800円がおすすめ。
ここでマグロだけ丼を食べるなら、できるだけ早く(11時前が目安)訪れましょう。休日の昼間に行くと売り切れの可能性が高いです。仮に売り切れてたとしても周囲には沢山マグロ店があります。散歩しながら店探しをしてもいいでしょう。
私は3色丼を頂きました。
マグロ以外に、うにといくら、色々楽しめてお得感がありました。マグロも美味しですがうにも型くずれしていない新鮮なものでした。下北半島にきてからホントに海鮮づくし♪
目の前には、写真スポットになるモニュメントがあります。
海の向こうには北海道も見えます。
仏ヶ浦 ~海岸沿いにそびえる奇岩
駐車場に車を止めて、木で組まれた階段を降りていく。かなりアップダウンがあるので下り20分、上り30分は見ておこう。降りてからも周辺を散策できるので、散策の時間を1時間。合計2時間は見ておいたほうが良いでしょう。
降りると目の前に防波堤があります。右手にも奇岩群がありますが、迷わず左手に進みましょう。海岸を超えて岩を登った先が絶好の撮影ポイントです。
近くで見るとなかなか迫力があります。
願掛岩 ~夕日がきれい 巨大な岩
願い事が叶うという岩。夕日が綺麗です。海に向かって左側が男岩、右が女岩と言われています。登るにはそれぞれ15分くらい見ておくと良いでしょう。急な階段を登るので体力が必要です。
男岩の上からの景色
下北グルメ
みそ貝焼き(みそかやき)
青森の郷土料理。漁師飯としても有名。
ホタテと魚介、豆腐、海藻などを出しで煮詰める。ホタテの貝殻を鍋代わりにに目の前で焼いて食べる。固形燃料で火を通した後、自分でかき混ぜて完成。
素材の味と濃いめのダシがベストマッチしてめちゃくちゃ美味しい。味がついてるのに素材の味が死んでない。お酒のおつまみとしても、ご飯のお供にも良い。
下北管内の居酒屋やレストランなので食べれるので見かけたら、絶対食べてほしいです。値段は500円くらいでした。
オススメ日本酒 祈水(きすい)
フルーティな味わいが特徴な地元のお酒。
むつの居酒屋などで提供されている。香りと口当たりも良くて、ついつい飲みすぎてしまいました。魚介や地元の料理ととにかく合う。日本酒を飲まない人もこの機会に頼んでみましょう。
下北限定なので欲しい人は忘れずに酒屋で買って帰ろう。帰り際に思い出して八戸の酒屋を回りましたが取り扱っていませんでした。レアなのでぜひ。
宿泊するなら
むつ市内
食べ歩きや、居酒屋に行きたいなら、むつ市街地のビジネスホテルなどがおすすめ。
キャンプ場
願掛岩
サイトもきれいに整備されていて、目の前の海が絶景。
むつ矢立温泉キャンプ場
今回はここに一泊しました。むつ市内まで車で15分ほど。矢立温泉が隣接しており気軽に温泉に入れる。料金は200円/人で、サイトもきれいです。バンガローもあります。夜中に残飯や食材を外に出さないように言われます。炭を使ったBBQもNGではないですが、できるだけできるだけしないように言われます。結構細かく言ってきますが、ルール上はOKなのでどうしてもやりたい人はやってもいいでしょう。
5月は桜の花が咲いていてきれいでした。
モデルプラン(まとめ)
(むつ市街地に宿泊 8時過ぎに出発)
9時 恐山(所要時間 2時間)
11時 大間(昼食 1時間ほど)
14時 願掛け岩(所要時間 1時間)
15時半 仏ヶ浦(所要時間 2時間)
1日で下北半島を満喫出来ます♪